カテゴリー設定とURLのマイルールをつくろう
最初に考えたほうが、後々スムーズに運用できます◎
- URLの構造を決める
- カテゴリー分類を考える
- URLの設定をする
- ページを作ったときにスラッグを設定する
URLの構造
普段は意識しないURLです。スマホでサイトを見てるときなんて、URL気にしません。
こんな構造になっていて
URLはUniform Resource Locatorの略。WEBサイトの置いてある場所がわかるようになっています。
でも実際worksのindex.htmlがworksっていうフォルダに入ってるのかっていうとそうじゃないこともあります。CMSをつかって更新してるページなどもそうですが、htaccessをつかって、こういうURLになるように調整をしてたりします。
- プロトコル名(スキーム名):通信の共通ルールや手順。Hyper Text Transfer Protocolの略。SSL通信をしてると「s」がつきます。
- ドメイン名(ホスト名):接続先のサーバ。
SEO云々の前に、URLはサイトの構造を表していて、且つ、人間が見てもロボットが見てもわかりやすいほうが◎です。
カテゴリ分類を考える
たとえば、今の時点でやりたいことをこんなふうに
カテゴリー
・デジタルカメラ
・フィルムカメラ
・フィルム
・撮影場所
・写真ギャラリー
カテゴリーにすると、これをそのままサイトの構造にできます。
カテゴリーは親子構造になっていて、階層にもできるので、このように
フィルム
・PORTRA
・Kodak ULTRAMAX400
・Kodak Ektacolor 100
・業務用フィルム100
・FUJICOLOR C200
・FUJICOLOR SUPERIA PREMIUM400
・FUJICOLOR PRO 400H
・Lomography Color Negative 400
フィルムの下にさらに銘柄で分類することもできます。
フィルムごとに分かれてると作例も見やすくなりそう。
記事のカテゴリー設定を「親+子」で選択した場合。URLはこのような構造になり
https://hoge.jp/親カテゴリ/子カテゴリ/スラッグ
カテゴリー設定を「子」のみ選択した場合のURLはこうなります。
https://hoge.jp/子カテゴリ/スラッグ
「フィルムカメラ」というカテゴリをつくって、さらに機種名でカテゴリをつくって分類しました。
フィルムカメラ
・CONTAXRX
・OlympusTrip35
・OlympusXA2
・Rollei 35S
・写ルンです
このときにURLも
スラッグのみ
https://hoge.jp/スラッグ
カテゴリは「親」のみ選択した
https://hoge.jp/親カテゴリ/スラッグ
https://hoge.jp/camera/スラッグ
カテゴリを「親+子」で選択
https://hoge.jp/親カテゴリ/子カテゴリ/スラッグ
https://hoge.jp/camera/olympustrip35/スラッグ
こんなふうにつくれます。
いきなりスラッグだとちょっとわかりにくいし、カメラ、とかolympustripが入ってた方が、わかりやすいとか、逆に嫌だなとか。おこのみです。なんのカメラの話なのか、どのフィルムで撮影したのかがURLを見ただけでわかるっていうのが理想。
カテゴリを活用すると、メニュー表示などのUIだけでなくURLも自然と意味のある構造になります◎
1記事1カテゴリが基本
ユーザーも探しやすく、検索エンジンもサイトの構成を理解しやすくなりますので、カテゴリー構造はとっても重要です。
Googleの検索エンジンにページがインデックスされる過程で、クローラーというロボットさんが毎日リンクを辿って情報を収集しています。その際、クローラーはページにあるパンくずリストから、サイトの構成やページの位置付けを把握したりします。
パンくずリストは1ページに対して1つだけしか表示されません。複数のパンくずがあったとしても、Googleが認識してくれるのは1つだけ。
クローラーさんにご興味ある方はこちらもどうぞ
ポイント
- カテゴリーはじっくり考えて、量産しないようにしましょう
- 1記事に対してカテゴリは1つだけにしましょう
- 記事を多角的に分類したい場合はタグを活用しましょう
運用し始めてからURLが変わると
メニューや一覧表示は動的になってる(書き換えたデータをプログラムで引っ張って出している)ので、変更をしても影響はなく、管理画面で編集する必要もありません。
投稿した記事の中や固定ページのリンクは書き換えが必要です。シェアしたリンク、おともだちに送ったリンクなどは設定前の古い死んだリンクになってますので、リダイレクト(転送)させるか、諦めるかのどちらか。
URLの設定をする(パーマリンク)
WPはパーマリンク設定というところで、URLの設定ができます。
ここで構造を選択します。
おすすめは投稿名を英語で
上にも書きましたが、シンプルでわかりやすいのがベストです。
日付を選択すると公開した年月日が自動でパラメータになりますが、加筆したのに検索結果が更新されないケースもあるようなので(Googleさんのアルゴリズムがブラックボックスなので、そういう説があるという話ですが)
なんにせよ「わかりやすい」が正義。
記事のスラッグは内容を完結に表す英語の文字列にしましょう。
ページを作るときにスラッグを設定する
記事を投稿したら、スラッグを設定します。
日本語でもNGではないですが、何かの折に文字がエンコードされてしまうときがあって文字化けするリスクがあるので英語の文字列をおすすめします◎
わたしはいつも英語にしています。
人間も、検索エンジンも、みんながわかりやすく自分もわかりやすいのがベストです。